2026/07/12 19:53
Studio Muiはこのたび、身体障害のあるお子さまのための姿勢サポートツール「リラックスロール」を発売いたします。
前もたれ姿勢をやさしく支えることで、身体を支える負担を軽減し、遊びや日常生活の中で過ごしやすい姿勢づくりをサポートします。
本製品は、当事者家族の経験をもとに、福祉用具デザインの専門家やユーザー、企業とともに開発したプロジェクトです。

リラックスロールが生まれたきっかけ
開発のきっかけは、身体障害のある息子を育てる代表・河井自身の経験でした。
脳性まひにより体に意図せず力が入りやすいため、姿勢を保つことが難しく、遊びや日常生活でも身体を支えることに多くの力を使っていました。
そんなときに出会ったのが、福祉用具デザインの専門家であり、40年以上前から福祉用具の研究・開発に携わってきた繁成剛先生でした。
先生が開発された前傾姿勢保持具は、「ぽんと置いて、体をあずけるだけ」というシンプルな道具でありながら、わが家では毎日の暮らしに欠かせない存在になりました。

一方で、前もたれ姿勢は長年にわたり臨床現場で活用されてきたものの、現在では家庭で使いやすい類似製品はほとんど流通していません。
「必要としている人が、ほかにもいるのではないか。」
「もっと気軽に、暮らしの中で使える形にできないだろうか。」
そんな思いから、繁成先生と共同でリラックスロールの製品化が始まりました。
リラックスロールについて

商品概要
【カラー展開】
グレージュ / ライトブルー
【サイズ】
全幅 52cm × 奥行 50cm × 全高 42cm(ロール高 35cm)
【対象身長の目安】
約95cm~140cm
※体格や姿勢に合わせた調整により、使用できる範囲は異なります。
ユーザーとともにつくるものづく
リラックスロールは、療育施設や学校でのユーザーテストを重ねて開発しました。
年齢や身体の特性が異なるお子さま、ご家族、PT・OTなど支援者の声を取り入れながら形にしています。
ユーザー一人ひとりの使い方や生活環境を想像しながら、当事者の声を大切にものづくりへ反映しています。
多くのパートナーと形にしたプロジェクト

リラックスロールの製品化では、それぞれの専門性を持つパートナーと協力しながら開発を進めてきました。
本体製造は、長野県上田市の総合包装企業 コムパックシステム株式会社 が担当しています。
軽さと丈夫さを両立するため、本体には三層強化段ボールを採用。
持ち運びや分解・組み立てがしやすく、ご家庭でも扱いやすい構造を実現しました。
カバーの素材選定とデザインは、テキスタイルデザインや福祉との連携事業を行う 一般社団法人TEXTOILE が担当しています。
毎日の暮らしの中で使うものだからこそ、撥水性があり、お部屋にも自然になじむデザインに仕上げました。
カバーの縫製は、長野県の 社会福祉法人ながのコロニー(就労継続支援A型事業所 ながの福祉工場) が担当しています。
一つひとつ丁寧に仕上げられたカバーが、製品の品質を支えています。
それぞれの専門性を持つ人たちが力を合わせることで、機能性だけでなく、暮らしに寄り添うデザインや使いやすさまで考え抜いたリラックスロールが完成しました。
これからも、使う人とともに
リラックスロールは、完成して終わりの製品ではありません。
これからも使う人やご家族、支援者の声を聞きながら改良を重ね、作り手とも対話を続けながら育てていきたいと考えています。
このプロジェクトを通して、子どもたちやご家族が穏やかに過ごせる時間が少しでも増えること。
そして、当事者、ご家族、専門家、ものづくりに携わる人たちが協力し合うことで、新しい価値が生まれていくことを願っています。
発売について
- 2026年8月8日・9日
「こどものための福祉機器展」(東京たま未来メッセ)にて初お披露目 - 2026年8月10日
Studio Muiオンラインストアにて受注開始予定
